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羽咋市で車の水没相次ぐ:家族5台が全滅、大雨でマイカーが浸水したらどうする?

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記録的な大雨に見舞われた石川県羽咋市や宝達志水町で、マイカーが水没する被害が相次ぎました。

河川の氾濫によって住宅地に泥水が流れ込み、家族が所有する車5台の全てが被害を受けた家庭や、納車からわずか約1カ月のミニバンが故障したケースも報じられています。

公共交通機関だけでは日々の移動が難しく、通勤や買い物、家族の送迎などに車が欠かせない地域では、マイカーの水没は生活そのものに直結する深刻な問題です。

さらに、水没した車を前にすると、「エンジンをかけても大丈夫?」「修理できる?」「廃車にしたほうがいい?」「車両保険は使える?」といった疑問も出てくるでしょう。

当記事では、羽咋市・宝達志水町で相次いだ車の水没被害を取り上げながら、大雨でマイカーが浸水した場合に知っておきたい対処法や修理・廃車の判断、保険、当面の移動手段などについて深掘りします。

目次

羽咋市・宝達志水町でマイカーの水没被害が相次ぐ

記録的な大雨となった羽咋市や宝達志水町では、多くのマイカーが水につかりました。

報道によると、地元河川が氾濫した羽咋市の飯山町や立開町では住宅地に泥水が流入。

大雨の翌日には、泥で汚れた車を洗ったり、ボンネットやドアを開けたりする住民の姿が見られました。

特に深刻なのが、一家で複数台の車を所有している家庭です。

飯山町では、夫婦が所有する2台に加え、近くに住む息子家族の3台も被害を受け、合計5台が1度に使えなくなったというケースが報じられました。

食料品などを買いに行くにも車が必要な地域です。

被災した住民は娘の車を借りて移動しているものの、新しい車を購入しようにも、販売店へ行くための車すら必要になるという厳しい現実に直面しています。

また、立開町では、納車されてから約1カ月しか経っていないミニバンが浸水する被害もありました。

納車まで約3カ月待ち、1カ月点検を目前にしていた車だったといい、所有者にとって経済的にも精神的にも大きなショックだったことがうかがえます。

被害が集中すると、自動車販売店や整備工場への相談も増えます。

報道では、地元ディーラーに浸水車の動作確認を依頼したものの対応してもらえず、かほく市の店舗まで車の状態を確認しに行く住民のケースも紹介されています。

大規模な水害では、車が被災するだけでなく、その後の点検や修理にも時間がかかる可能性があるのです。

なぜ地方で「車5台水没」は深刻なのか

「一家で車5台が水没」というニュースを聞くと、単純に5台分の修理・買い替え費用の問題だと思うかもしれません。

しかし、車への依存度が高い地域では、それ以上に深刻です。

都市部なら鉄道や地下鉄、路線バス、タクシーなどで一時的に代替できる場合があります。

一方、地方では通勤、買い物、通院、子供の送迎、高齢者の移動など、日常生活の多くを自家用車に頼っている家庭も珍しくありません。

そのため、家族の車が同じ駐車場所で一斉に水没すると、翌日から家族全員の移動手段を失ってしまう可能性があります。

今回の報道にある「車がないと食べ物も買いに行けない」という住民の状況は、まさにその深刻さを表しています。

さらに問題になるのが、被災地域で一斉に車の修理や買い替え需要が発生することです。

ディーラーや整備工場が混雑すれば、車が修理可能なのか、それとも廃車にするべきなのかを判断する点検自体に時間が掛かる可能性があります。

レンタカーや代車の需要も集中することが考えられるため、マイカーの水没は「車1台の故障」ではなく、「生活の足を失う災害」として考える必要があります。

大雨で車が水没したら絶対にエンジンをかけない

大雨で車が水没した場合、特に注意したいのが「水が引いたからエンジンをかけてみよう」と考えてしまうことです。

これは避けるべき行動です。

JAFによると、車内まで冠水した車は、水位によって電装系のショートやエンジンの破損、ブレーキ機構の異常などが発生しているおそれがあります。

そのため、各部の点検を行うまではエンジンを始動しないよう案内されています。

また、水害で冠水した車は電気系統の漏電によって火災が発生する可能性もあります。

ハイブリッド車(HV)や電気自動車(BEV)については、むやみに触らないことも重要です。

つまり、水が引いて車の外観が一見問題なさそうに見えたとしても、

・エンジンをかけない

・スタートボタンを押さない

・自己判断で走行しない

・JAFや販売店、整備工場などに相談する

という対応を基本に考えたほうが安全です。

「動くかどうか試してから修理を考えよう」ではなく、「動かす前に専門家に確認してもらう」と覚えておきましょう。

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水没した車は修理できる?それとも廃車?

車が水没したからといって、必ず廃車になるとは限りません。

一方で、外から水を洗い流して車内を乾燥させれば元通りになる、とも限りません。

重要なのは「どこまで浸水したのか」と「どの部品に被害が出たのか」です。

JAFも、冠水した水位によって電装系のショートやエンジン、ブレーキ機構などに異常が発生する可能性があるとしています。

現代の自動車には、エンジンだけでなく、コンピューターやセンサーなど数多くの電装部品が搭載されています。

そのため、浸水箇所によっては修理対象が広範囲になる可能性があります。

さらに、泥水が車内へ大量に入り込んだ場合には、シートやカーペットなど内装への影響も考えなければなりません。

そのため、

・「修理できるか」

・「修理費はいくらかかるか」

・「修理後も安全に使用できるか」

・「車の現在価値に対して修理費が妥当か」

などを総合的に考える必要があります。

今回の羽咋市のケースでも、浸水した車を修理するのか、それとも買い替えるのか判断するため、まず車の状態を確認してほしいと考える住民が報じられています。

納車から1カ月程度の新しい車であっても、水害の程度によって状況は大きく異なります。

自己判断で「これは廃車」「乾燥させれば乗れる」と決めず、ディーラーや整備工場などによる点検結果を踏まえて判断することが重要です。

水没した車に自動車保険は使える?

水没した車の修理や買い替えを考える際に確認したいのが、自動車保険です。

大雨や洪水による車の浸水被害では、加入している車両保険の契約内容によって補償を受けられる場合があります。

ただし、自動車保険に加入しているからといって、どのような水害でも必ず同じ補償が受けられるわけではありません。

車両保険への加入状況や補償範囲、免責金額などによって扱いが異なる可能性があるため、まず自身の保険証券や契約内容を確認しましょう。

水没被害を受けたら、

・車の浸水状況を写真や動画で記録する

・いつ、どこで被害を受けたのか整理する

・加入している保険会社や代理店へ連絡する

・修理や処分を進める前に必要な手続きを確認する

といった対応をしておくと安心です。

特に大規模災害では保険会社や修理工場への問い合わせが集中する可能性があります。

車が水没したことが分かったら、契約内容を確認したうえで、できるだけ早めに保険会社へ相談するとよいでしょう。

車を失った直後の「移動手段」はどう確保する?

水没車の修理や買い替えには時間が掛かる場合があります。

そこで忘れてはいけないのが、「明日から何に乗るのか」という問題です。

今回の羽咋市の報道でも、家族の車5台が被害を受けた住民が、別に暮らしている娘の車を借りて移動している状況が紹介されています。

まず確認したいのが、自動車保険に代車費用などを補償する特約が付いていないかという点です。

名称や補償条件は保険会社・契約によって異なるため、保険会社へ確認してください。

同時に、ディーラーや整備工場に代車を用意できるか相談する方法もあります。

それでも確保できなければ、

・レンタカー

・カーシェア

・家族や親族の車

・知人との乗り合わせ

・鉄道やバスなどの公共交通

・タクシー

などを組み合わせて、当面の移動手段を確保する必要があります。

災害の規模が大きい場合は、周辺地域でもレンタカーや代車の需要が急増する可能性があります。

「修理できるかどうかが分かってから代車を探そう」と考えるのではなく、車がすぐ使えないと分かった段階で、修理・保険の確認と並行して移動手段を探すことがポイントです。

今後の大雨に備えて車を水没から守るには

近年の大雨では、短時間で道路や駐車場が冠水することがあります。

車を守るためには、雨が激しくなってから行動するのではなく、気象情報などを確認しながら早めに判断することが重要です。

特に河川の近くや低地、地下・半地下の駐車場などに車を置いている場合は、自宅周辺の浸水リスクや避難情報を日頃から確認しておきたいところです。

ただし、すでに道路が冠水していたり、水位が上昇していたりする状況で「車だけでも助けよう」と移動するのは危険です。

JAFは、大雨時には川沿いや海岸沿いのほか、高架下や立体交差のアンダーパスなど、周囲より低い場所へ進入せず迂回するよう注意を呼びかけています。

冠水道路は見た目だけで水深を判断することが困難です。

浅そうに見えても、道路上には開いたマンホールや見えない側溝などの危険が存在する可能性があります。

また、車内には緊急脱出用ハンマーを用意しておくことも防災対策の1つです。

JAFも、水没によって窓が開かなくなった場合に備え、緊急脱出用ハンマーを常備することを案内しています。

「車を守ること」よりも「自分や家族の命を守ること」を最優先に行動しましょう。

よくある質問

Q1. 水没した車は乾燥させればエンジンをかけても大丈夫?

自己判断でエンジンをかけるのは避けましょう。

JAFは、車内まで冠水した車について、電装系のショートやエンジン破損、ブレーキ機構の異常などのおそれがあるため、点検するまでエンジンを始動しないよう案内しています。

Q2. タイヤの一部が水につかった程度でも廃車になりますか?

水没したからといって一律に廃車になるわけではありません。

浸水した高さや時間、エンジンや電装部品、車内などへの影響によって状態は異なります。

販売店や整備工場などで点検してもらい、修理の可否や費用を確認してから判断しましょう。

Q3. 水没車に車両保険は使えますか?

大雨や洪水による浸水について、車両保険の補償対象になる場合があります。

ただし、実際の補償内容は契約によって異なります。

保険証券や契約内容を確認し、加入している保険会社・代理店へ問い合わせてください。

Q4. 水没した車を自分で運転してディーラーへ持って行ってもいい?

1度浸水した車を自己判断で始動・走行させるのは避けたほうが安全です。

JAFは、浸水した車について、動かす前にJAFや販売店などへ相談するよう案内しています。

必要に応じてレッカー・ロードサービスなどを利用しましょう。

Q5. 電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)が水没した場合は?

むやみに触らないようにしてください。

JAFも、水害で冠水したHVやBEVについて、むやみに触らないよう注意を呼びかけています。

専門知識を持つ販売店やロードサービスなどに相談しましょう。

Q6. 冠水した道路はゆっくり走れば通過できますか?

安易に進入するのは危険です。

冠水道路は外から水深を判断しにくいうえ、見えない側溝やマンホールなどの危険もあります。

JAFは、冠水した場所に遭遇した場合には可能な限り迂回するよう案内しています。

まとめ

羽咋市や宝達志水町を襲った記録的な大雨では、多くのマイカーが水没しました。

なかには家族が所有する5台すべてが被害を受けたケースや、納車からわずか約1カ月の車が浸水したケースもあります。

車が生活に欠かせない地域において、マイカーの水没は単なる「自動車の故障」ではありません。

通勤、買い物、通院、家族の送迎など、翌日からの日常生活にも大きな影響を与えます。

そして、自分の車が水没してしまった場合に最も注意したいのが、慌ててエンジンをかけないことです。

まず安全を確保し、JAFやディーラー、整備工場などに相談して車の状態を確認しましょう。

そのうえで、自動車保険の補償内容を確認し、「修理するのか」「廃車・買い替えにするのか」を検討することになります。

同時に、代車やレンタカーなど当面の移動手段を確保することも重要です。

大雨は車だけでなく、その地域で暮らす人々の日常生活そのものを一瞬で変えてしまいます。

普段からハザードマップや駐車場所の浸水リスク、自動車保険の補償内容、緊急時の移動手段を確認しておくことが、いざというときの備えにつながります。

※記事内の画像にはイメージが含まれています。

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この記事を書いた人

当サイトでは石川県内の時事、新店舗、新施設などの話題&雑談を扱っています。

筆者は富山県出身&富山県在住です。

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